濃厚しっとり好きな人への2色のテリーヌ
子どもの誕生日にバースデーケーキを作りました。
チョコレートが大好きで、生クリームも大好きで、ふわふわ生地より
しっとり濃厚が好きな子ども。
そして、誕生日だから特別豪華にしてほしいとの要望もあり。
以前作ったテリーヌが大大大好評だったので、チョコのテリーヌ、チーズのテリーヌをホール型2段に重ね、上をクリームやいちごで飾ることにしました。
1年に1度の誕生日なので、好きなものを目いっぱい食べて幸せを感じてほしい。
そんな想いで作りました。
チョコとチーズの2色のテリーヌケーキ
食べる一日前に作ることをおすすめします。
その方がしっとりしていて断然おいしいです。
ボリュームがありますが、いろんな味があるので飽きずに最後まで
幸せなまま食べることができます。
材料
- 下にひくクッキー 4枚
- チョコテリーヌの材料
- チーズテリーヌの材料
- 生クリーム 100ml
- 砂糖 8g
- いちご
作り方
①クッキーを砕いて、ケーキの型の底にひきます。
②チョコテリーヌの生地を作ります。
材料4つ工程4つのテリーヌショコラのオーブンで焼く手前まで行います。
できた生地はクッキーを敷き詰めた型に流し込みます。
③チーズテリーヌを作ります。
小麦粉不使用のチーズテリーヌの通りチーズテリーヌの生地を作り
ショコラテリーヌの生地の上に流し込みます。
④160℃のオーブンで50分湯煎焼きにしたらテリーヌ生地の完成です。粗熱がとれたら
冷蔵庫で一晩冷やします。
⑤生クリームでデコレーションし、イチゴを飾り付けたら完成です。
生クリームのデコレーションのコツ
私は実はデコレーションが大の苦手です。
不器用さもさることながら、生クリームがだれてしまいます。
絞り出しについては練習するとして、生クリームがだれないコツについて調べたのでまとめてみました。
①生クリームの種類について
生クリームは動物性で、しかも脂肪分が高いものの方がしっかりと泡立ちます。
デコレーションにするなら45%以上のものを目安に選びましょう。
②砂糖の重要性
砂糖には泡立ちをよくさせ、泡を安定させる役割があります。
砂糖の量は生クリームに対して6~10%が目安です。
極端に減らしてしまうと、デコレーションしにくくなります。
また、砂糖を入れるタイミングですが、最初から入れるのではなく、
5~6分泡立った段階で一気に入れます。
砂糖なしで最初に生クリームを泡立てることにより、多くの空気を抱くことができます。
そこに砂糖のパワーが加わることによりだれにくいホイップクリームとなります。
②温度
よく生クリームを泡立てる時、「底を氷水で冷やしながら」と記載があるのですが、
温まるとすぐにクリームがだれてしまうからだそうです。
ボウルや泡立ての器具も冷やしてから使った方がいいようです。
③スピード
温度と関連して、泡立てるスピードも大切です。
ゆっくり泡立てているとその分温度もあがってきてしまいます。
手早くハンドミキサーで泡立てるのがコツと言えます。
ただ、最初からマックスの高速で泡立てると生クリームが飛び散ります。
また、空気を含ませる量が少なくなり、体積の小さい固いクリームとなります。
最初低速で混ぜ、飛び散らなくなったらスピードをあげましょう。
ただし、泡立てすぎは分離してしまうので注意が必要です。
かといって、泡立てが甘いとデコレーションには向いていないので
しっかりつのがたつくらいまで素早く泡立てる必要があります。
④それでもうまくいかない時の裏技①レモン水
レモン水を数滴かけると泡が安定してしっかりとしたホイップクリームができるそうです。
⑤それでもうまく行かない時の裏技②ゼラチン
生クリーム200mlに対して小さじ1のゼラチンを入れるのも有効だそうです。
小さじ1のゼラチンを大さじ1.5の水でふやかし、レンジで溶かし
ある程度冷めたら生クリームに入れて、泡立てます。
ダマにならないように注意が必要ですが、ゼラチンで固めたら
デコレーションは時間がたってもきれいなのは想像しやすいですね。
感想
めちゃくちゃ濃厚、めちゃくちゃしっとりしたテリーヌが
口の中でとろけます。
重厚感たっぷりのケーキですが、その分幸せもたっぷりです。
チーズの層、チョコの層、いちご、生クリーム、下のクッキー生地。
どこを食べてもおいしくて、一緒に食べてもおいしくて、
晩ご飯に手巻きをたらふく食べたのですが、それでも至福の時間となりました。
「今までで一番かも」と言ってもらえるほど喜んでもらえました♡
一日前から作ったテリーヌ生地も、自分なりに頑張ったデコレーションも
やってよかったなと幸せを感じました。
ごちそうさまでした。