とろけるキッチンへようこそ♪
食べるの大好き5人家族の食卓風景を紹介しています。
今日はチャーシュー風に味付けした鶏ハムです。
しっとりとした鶏ハムがご飯の進む味付けになりました。
ほったらかしでできるチャーシュー風鶏ハム
脂肪が少なく高タンパク質でヘルシーな鶏むね肉。
鶏むね肉がおいしく食べられる料理ならいくらレパートリーがあっても困りません。
材料
- 鶏むね肉 400gほど
- みりん:しょう油 1:1
- にんにく 一片
作り方
①鶏むね肉、みりん、しょう油、スライスしたニンニクをチャック付きの保存袋に入れ冷蔵庫で1晩ほど漬け込む。
②お湯をたっぷり(4ℓほど)沸かしたら、鶏むね肉の袋に水が入っていないように、袋を2重にして袋ごと茹でる。室温20℃以上なら3分ほど、冬季7分を目安に火を止め、2時間ほど放置すれば出来上がり!
※時間は目安です。お肉の厚さによって火が通る時間は異なります。
食べる際は切って中まで火が通っていることを確認しましょう。
火がとおってなければレンジでチンしてからいただきます。
また暑い時期はお湯につけたまま放置しすぎるのも食中毒の危険があります。
暑い時期の低温調理は特に気を付けましょう。
鶏むね肉の栄養
脂肪分が少なく高タンパク質な鶏むね肉。
タンパク質を摂取することで筋力アップにつながり、基礎代謝も上がります。
実際にどれだけのタンパク質と脂質が含まれているのでしょうか。
タンパク質量は皮なしで100gあたり約19.2gです。(もも皮なしで約16.3g)
脂質は皮ありで約8.79g、皮なしで約3.14gです。(もも皮あり約25.0g、皮なしで約7.26g)
※文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」参考
もも肉と比較して胸肉の方が圧倒的に脂質が少ないと言えます。
ただ、鶏肉は皮の部分に多く脂肪がついています。
皮にはコラーゲンが含まれていますが、もも肉でも胸肉でも脂肪を気にする場合は皮を除いた方がいいと言えます。
脂質が少なくタンパク質が豊富に含まれているので、ダイエットやアスリートの方に人気の部位となっているのですね。
けれど、鶏むね肉のすごさはタンパク質だけではありません。
イミダペプチドという抗酸化作用や疲労回復に効果的な成分が鶏むね肉には豊富に含まれています。
渡り鳥が不眠不休で飛び続けることができる秘密がイミダペプチドにあると言われています。
もちろん人間が不眠不休というわけにはいきませんが、疲労回復効果や脳の老化予防に効果的だそうです。
また、鶏むね肉にはビタミンB類、ビタミンKが豊富に含まれています。
エネルギー代謝に必要なビタミンB3,
脂質・糖質・タンパク質の代謝に必要なビタミンB5,
脂質・タンパク質の代謝と皮膚を保護する役割のビタミンB6,
血液を正常に凝固するのに必要な成分で、骨の形成にもかかわっているビタミンK。
これらの栄養をできるだけ逃さず、おいしく調理するには少しコツが必要となります。
なぜなら、ビタミンB群もイミダペプチドも水溶性だからです。
肉を加熱すると水分も失われてしまい、その際水溶性の成分もでていってしまいます。
そのため、加熱しすぎると水分もその分失われるので、低温調理が向いています。
ということは、
低温でじっくり加熱する鶏ハムは効率的に鶏肉の栄養を摂取できる食べ方だったんですね。
感想
しっとりとした鶏ハム。
そのさらにアレンジ。
チャーシューよりも脂っこくないため食べやすいです。
ごはんのおかずにもラーメンのトッピングにも向いています。
ほったらかしでできる鶏ハムチャーシュー。
みなさんも是非作ってみてくださいね。