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白子が旬の季節がやってきました。
お正月をすぎるとお値段も落ち着き、白子が比較的お手軽価格で食べることができます。
少しグロテスクなので食べたことがない方もいるかもしれませんが、濃厚でクリーミーで絶品なんです。
下処理も簡単、茹でてポン酢をかけるだけでおいしくいただけるので、是非チャレンジしてほしい食材です。
今日の晩ご飯
- スパニッシュオムレツ
- 白子ポン酢
- ほうれん草とベーコンのソテー
- 味噌汁
おつまみにもおかずにも!白子ポン酢の作り方
下処理が面倒そうと思われがちですが、洗って切って塩をふるだけ。
意外と簡単です。
濃厚クリーミーな白子にあっさりとポン酢が絡んで、上品なおいしさが広がります。
材料(4人分)
- 白子 150~200g
- 塩
- ポン酢
作り方
①小鍋にお湯をわかしておきます。
②白子を水でやさしく洗って汚れを落とし、赤い筋を取り除き、一口サイズに切ります。
③白子に塩をふり、水をはったボウルに入れてぬめり、臭みをとります。
④白子をザルにあげたら、沸騰したお湯に水をさしてから、白子を入れて1~2分ゆでたら、ザルにあげて、水気を切ったらポン酢をかけて出来上がり!
白子の栄養
鱈の白子には100gあたり60kcalで80%が水分です。
プリプリでふわっとなめらかな食感は水分が多いからのようです。
含まれる栄養はタンパク質が100gあたり7.3g、ビタミンB12が31.ug、ビタミンDが2.0ug、ビタミンEが1.8mg他にカリウムも含まれています。※
※日本食品標準成分表2020年度版参照
低カロリーで高タンパク質ならいっぱい食べて大丈夫と思うかもしれません。
けれど、白子を語る上でプリン体とコレステロールの存在を忘れてはなりません。
プリン体とコレステロール、なんとなく怖い存在ですが、実際に体に悪いのでしょうか?
白子にはどれくらい含まれているのでしょうか?
白子を食べ過ぎは身体に悪い?プリン体とは?
プリン体と聞くと体に悪いイメージがありますが、遺伝子の構成成分であり、生命活動に必要な成分です。
なぜ悪いイメージがあるかと言うと、プリン体を体内で分解すると尿酸が生じるのですが、この尿酸が体内に蓄積されると良くないのです。
尿酸は一定量までは血液に溶けるのですが、それ以上は溶けることができないため、体内で蓄積結晶化し、痛風などの病気を引き起こしてしまいます。
実はプリン体の8割は体内で生成されるので、食べ物だけでなく遺伝的要因で尿酸値が高い方もいるのですが、それでも尿酸値が高い方は特にプリン体の摂取量に気を付ける必要があります。
魚にもよりますが、白子のプリン体も含有量は100g中だいたい300mgです。
尿酸値の高い人は一日のプリン体摂取量を400mg未満にすることが適切とされているので、白子の食べ過ぎは注意が必要です。
白子を食べ過ぎは身体に悪い?コレステロールは?
白子には100g中360mgのコレステロールが含まれています。
日本人の食事摂取基準(2020年版)ではコレステロールは一日200mg未満が望ましいとされているため、白子50g食べるだけで一日の9割分摂取することになります。
白子だけで9割ならもうアウトじゃないかと肩を落とされる方もいるかもしれません。
一つ朗報なのは、食事によるコレステロールの摂取は血中コレステロール値に直接影響を与えないため、これは脂質異常症の重症化予防のためだそうです。
また、コレステロールは不足すると免疫力の低下や血管がもろくなったりもします。
不足しても取りすぎても弊害があるのがコレステロールです。
食べ過ぎに注意しつつ、食事を楽しみたいですね。
感想
まろやかでクリーミーな白子。
濃厚なのでポン酢で食べるとちょうどよいです。
白子ぽん酢は実は息子も大好き。
今日白子があると大喜びで、おかわりも所望していました。
さすがにおかわりはありませんが、滅多に食べられない贅沢品。
大切に味わっていただきました。
おつまみではなく、おかずとして出す時、困るのが他のおかずです。
白子はメインではありませんが、コレステロールも結構あり献立に悩みます。
そして、悩んだ末、野菜たっぷりのスパニッシュオムレツにしました。
実は卵もコレステロールを多く含んでいるのですが、卵黄のレシチンという成分にはコレステロール値の上昇を抑制する働きがあります。
なので血中コレステロールにはそれほど影響がないのです。
ジャガイモが入ることでボリュームのでて、ビタミンCもとれるのでピッタリです。
和と洋が入り混じった献立となってしまいましたが、みんな大満足。
おいしくいただきました。