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なつかしの固めのプリンが食べたいなと思ったのですが、
プリンやカスタードクリームを作る時に浮上してくるのが「余った卵白問題」です。
卵黄だけ使ったりすると卵白が余ってしまいます。
卵白を使ったお菓子を作ればいいのですが、微妙な余り方をしたり、もう一つ作る時間がなかったり悩みはつきません。
そんなわけで全卵3つで固めのプリンを作りました。
全卵使用で余らない。レトロな固めのプリン
ほろにがカラメルソースの下は甘めでなめらかな卵プリン。
大きな器で作ったプリンって夢があります。
材料
カラメルソース
- 砂糖 30g
- 水 大さじ1
プリン
- 牛乳 200ml
- 卵 3個
- グラニュー糖 40g
- バニラエッセンス 数滴
作り方
①カラメルソースを作ります。小さなフライパンに砂糖と水を入れて火にかけます。ほんのり色づいてきたらフライパンをゆすって均一に色づくようにして、好みの色で火をとめ、器に流します。
②プリン作りにうつります。卵、グラニュー糖、牛乳、バニラエッセンスをボウルに入れて良く混ぜます。
③型に入れ蒸し器で20分ほど蒸したら出来上がり!


好みのプリンを作るために
とろーりぷるぷるのなめらかプリンにレトロな固めのプリン。
ミルキーなプリンに卵しっかりのカスタードプリン。
プリンと一口に言っても想像する味は千差万別です。
プリンが固まる秘密を知ると、その日食べたいプリンに出会えることができます。
プリンが固まる秘密
プリンが固まる秘密は卵です。
卵のタンパク質には熱を加えると固まる性質があります。
なので、単純に卵の配合を増やせば固めのプリンができるのですが、好みのプリンを作るには、卵白と卵黄の性質の違いを知っておく必要があります。
実は卵白と卵黄で固まり方、固まる温度に違いがあるのです。
卵白は60℃くらいから固まり始めるのですが、完全に固まるのは80℃です。
一方卵黄は卵白よりも少し高い65℃くらいから固まり始めるのですが、完全に固まる温度は卵白よりも低く70℃ほどで固まります。
なので、固めのプリンを作るには全卵を入れて、70℃以上に熱することで固めのプリンを作ることができます。
ただし、高温で長時間熱すると「す」が入ってしまいます。
火加減や温度調節、場合によっては布巾などをあてて、高温になりすぎないように注意しましょう。
濃厚、とろり、固め。好みのプリンを作るには
固めのプリンを作るには全卵(卵白)使い、しっかり熱するのがポイントです。
ただし、熱しすぎると生地に穴があいてしまいます。
下に布巾を当てたり、蒸し器なら中の温度が100℃を越えないよう火加減を調節、蓋を少しずらすなどの対策が有効です。
逆にとろ~りが好きな方は、牛乳を増やしたり、生クリームを使ったりしましょう。
卵ではなくゼラチンで冷やし固めるとゼリーのようなプルンプルンのなめらか食感になります。
とろーりが好きな方は熱しすぎに注意する必要があります。
濃厚が好きな方は、卵黄を増やしたり、生クリームを入れてみましょう。
固めで濃厚が好きな方は全卵に卵黄を追加すると固めで濃厚になります。
