mamekoのとろけるキッチンへようこそ♪
言い訳をさせてください!
今日は歯医者の予約があったり、子どものお迎えの後も用事があるからバタバタするなと思ってました。
でも、ちょうどバレンタインで使ったマロンペーストがあったのでうずまき食パンを作りたい欲求がもくもく湧き出てきます。
意外と時間があると思い作り始めたのはいいのですが、意外に早くできました。
良かったと思ったのですが、なんか膨らみが悪いことにきづきました。
そう、まさかの二次発酵を忘れていたのです!
ガーン。マロンの食パンとか子どもが絶対好きなやつなのに悲しすぎます。
けれど、翌朝食べてびっくり!
しっとり甘くておいしいーー!
子どもたちにおかわりほしいといわれるくらい気に入ってもらえました。
結果オーライ?
以下、今回のパンのレシピと発酵の役割、今回のおいしくできたポイントをまとめました。
パン作りは発酵時間があるので、どうしても時間がかかってしまいます。
短時間でパンを作りたいという方の参考になればうれしいです。
二次発酵なしのうずまきマロン食パン
二次発酵なしだとしっとりとしたケーキと蒸しパンの間のような食感になりました。
ボソボソしていなくてやわらかです。
甘いマロンとよく合って、菓子パンのような食パンです。
材料(1斤)
- 牛乳 180ml
- 強力粉 200g
- 米粉 50g
- 砂糖 20g
- バター 20g
- 塩 2g
- ドライイースト 3g
- マロンペースト 150g
作り方
①材料の牛乳からドライイーストまでをホームベーカリーのパン生地コースでスタート。一次発酵まで終わらします。
※所要時間1時間55分ほど
②パン生地ができたら、丸くまとめて布巾(濡らして固くしぼった布巾)をかけて10分ほど寝かします。
③台に打ち粉をして10cm×40cmほどにのばして、マロンペーストを全体にぬります。
④端からくるくるまるめていきます。
⑤発酵コースで40~50分、焼くコースで40~50分焼いたら出来上がりです。
※二次発酵なしで焼くとこんな感じになりました。
一次発酵、二次発酵の役割
パンを作る時、通常一次発酵と二次発酵の計2回発酵させます。
一回目の発酵ではパン生地を膨らませること、風味をひきだすことです。
一次発酵で生地を2から2.5倍ほどに膨らませます。
一次発酵は30℃から35℃と二次発酵よりも低温、時間は40~60分と二次発酵よりも長い時間発酵させます。
これはじっくり発酵させることにより風味やうまみをひきだすためです。
オーバーナイトと言って、冷蔵庫で一晩発酵させる方法もあるそうですよ。
一方、二次発酵の役割はパンが焼き上げる時に一番膨らむように、ピーク直前まで膨らませることです。
成形した後のパンはイーストが活動して出したガスが抜けてしまっています。
なので、ここでもう一度発酵させて、焼きあがった時にふっくら焼きあがるようにします。
温度は一次発酵より少し高めの35℃~40℃で時間は少し短めの40分程度です。
イーストが活動しやすい温度で発酵させることにより、風味がさらに増します。
一次発酵でパン生地を作り、二次発酵でふっくらおいしくさせる。
2回の発酵にはそんな役割があるようです。
二次発酵なしでもおいしくできたポイント
今回2次発酵なしのパンとなりました。
2次発酵がなかった場合、ふっくら膨らまず、ボリュームのないパンになってしまい、割れ目などもできるそうです。
確かに割れ目ができていましたし、ボリュームもでませんでした。
それでも美味しいと言ってもらえたのは、簡単な成形であったことと、甘めの生地であったことが関係しているかと思います。
2次発酵は成形でガスが抜けるため、もう一度発酵させます。
今回は分割したりせず、手で簡単に伸ばして丸めただけです。
このことが功を奏したのではないかと思います。
そして、今回のパンはマロンが入って、バターや砂糖もやや多めの甘めの生地です。
バターはパン生地をよく伸ばしてくれ、しっとりきめ細やかで柔らかくさせてくれます。
砂糖も同様に、パンをしっとりさせる効果、発酵をすすめてくれる効果があります。
二次発酵なしのパンでもおいしくいただけたのは、ボソボソしていないしっとり感でした。
その二つは簡単な成形とバターと砂糖の甘めの生地にあるかと思います。
2次発酵なしでパンを作りたい場合の参考になればうれしいです。
また、発酵する時間がないときは、ベーキングパウダーを使ったパンなんかもあるそうです。
いつかそちらも挑戦してみたいなと思います。
けれど、もし発酵する予定だったのに忘れてしまったというときは、みなさんもあきらめないでください。
意外とおいしくできているかもしれませんし、失敗だったとしてもフレンチトーストにしたりおいしく食べられる工夫はいっぱいあるはずです。